【キャンプ】キャンプは道具より実践でしょ

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キャンプ流行っていますが

キャンプ流行っていますね。

数年前のゆるキャン△がブームの火付け役なのでしょうか?それともヒロシの動画?

何が火付け役だったのかはわかりませんが、すっかりブームとも言える昨今かと思います。

スタイルも様々で、おしゃれ系から無骨系、または上げ膳据え膳のグランピングからブッシュクラフトと、振り幅もかなり大きいです。

このスタイルの選択で、買う道具の選択が大きく変わってくるのですが、言い方を変えると、ここで悩んでいる間に、実際にキャンプに行かずに終わってしまう方もいるんじゃないかなー、などと思ったりもします。

私もここ数年でキャンプに手を染めましたので、別にこの風潮に異を唱えるわけではありませんが、キャンプに行く前からスタイルにこだわり、道具の購入に頭を悩ませ、結局キャンプに行かないのはもったいない、と思っています。

私のキャンプ歴その1

私は小学生の頃に、「サバイバル読本」なる書物に出会い、キャンプになんとなく惹かれました。

サバイバル読本 新版: 自然の中で生き残るための
サバイバル読本 新版: 自然の中で生き残るための

しかし私の父は単身赴任が多く、家族でのキャンプなんて夢のまた夢。キャンプに恋い焦がれた末に、父の友人が近場のキャンプ場に連れて行ってくれたのが、私のキャンプデビューとなりました。

それから中学と高校の時に、父の仲間と家族ぐるみのグルキャンを経験し、浪人生の頃に部活の同級生と保護者のいない完全自力のキャンプをしました。

その頃に使っていたのは、最近見かけなくなった家型のテントで、他にろくな道具もなく、ただテントを立てて、キャンプ場で借りたドラム缶を横にぶった切ったような焚き火台に薪をくべ、ダラダラと友人と語り合う、というものでした。

時は流れ、大学時代を過ごした北海道で就職し、留萌という街に転勤になった際、友人に会いたいがために片道2時間ほどの札幌通いが続きました。

今と違ってガソリンが100円を切る時代でしたので、燃料代は気にならなかったのですが、宿代が結構負担に感じていて、そこで思いついたのがキャンプでした。

思いついたらやってみたくなっちゃって、すぐさまホーマックで謎ブランドのツーリングドームを購入。多分5千円しなかったと思います。

手前が、今でもソロキャンで重宝するホーマックで買ったツーリングドーム。奥は現在の主力である鹿番長定番ドーム。

そして今も昔もアウトだと思うのですが、普通にどこにでもある何の変哲もない公園にテントを設営し、朝方ゲートボールのおばさまに「邪魔だよ」と起こされたものです。

私のキャンプ歴その2

その後は結婚し、子どもの通う保育園のお父さん仲間とキャンプに行ったりしましたが、あくまでお付き合い。お父さん仲間と酒を飲んだり、子どもたちと遊んだりする場がキャンプ場だった、というだけのものでした。

ただ、そこにいたベテランキャンパー夫婦の手際を見せつけられ、幼き頃のキャンプへの憧れに再び小さな火が灯った、というのはありました。

その後離婚し、新たな趣味に充てる時間ができた、ということもあって、今のパートナーとキャンプを計画したのです。

しかし新たに道具を集めるには資金が足りません。最低限のものに投資し、キャンプをやった、という実績が欲しかったので、限られた資金はシュラフと椅子に投じることにし、テントはかつて北海道で使用した謎ブランドのドームテントを実家の物置から引っ張り出すことにしました。

結論から言えば全然使えましたよ。強いて言えば2人で入るには狭かった、ということぐらい。

この日は昼間30℃近くまで気温が上昇したのに、翌朝は0℃まで下がったので、シュラフの性能が全く追いついていなかった、ということでしょう。

ここで、もっと道具のことをしっかり考えて、準備してキャンプに行けば良いのに、と言われるとは思うのですが、結果として私はこれで良かったと思っています。

スタイルは後から付いてくる

極寒を耐えたあとの朝日の温かさ、忘れられないです。

貧弱な道具で、大して知識もスキルもない状態でキャンプに行く、という自覚がありました。

なので、あまりにもやばいときはすぐに車に避難して、最悪暗い内にアーリーチェックアウトして、どっかの駐車場で仮眠を取ればいいや、くらいのことまでは想定していました。

この自覚もなしにキャンプを結構していたら、結構大変なことになっていたかもしれませんが、最悪の場合を想定して、安全策なり最終手段なりを用意していたので思い切ってキャンプを実行できたと思います。

そして何より、キャンプが楽しい、次もやろうと思えたことが大きな収穫でした。

次も行く、とイメージできた瞬間から本格的なスタイルの探求が始まった、と言っても過言では無いでしょう。1回目は本当にお試しだったのです。

実際にキャンプに行って、自分たちで体験したことに加えて、他のサイトを見て、他の人の動きを見て、他の人の道具をチラ見した情報を総動員して、次までに必要なもの、いつか欲しいもの、カッコは良いけど不要だと思ったもの、ダサいと思っていたけど使っている人を見て良いかもと思ったものなど、選球眼というか判断材料を得たのです。

手の届くところからまずはキャンプを実践

キャンプ本格始動から4年ほど経ちます。

現在は鹿番長のドームテント、ノンブランドのチェア、テーブル、焚き火台、ウレタンマット、USB充電式LEDランタン3つを軸に、本格始動のときに買ったシュラフを今も使ってキャンプをしています。

さすがにコロナ禍で回数は減ってしまいましたが、飽きること無く今もキャンプに行き、自分に合ったスタイルの探求は今も続いています。

机上の空論ではなく、実践で次への課題を見つけ、あるいは憧れを強めることの繰り返しです。

今の自分のスタイルは、カッコ悪いですが「貧乏人がAmazonで買い集めたノンブランド品でも全然楽しい割と無骨寄りスタイル」とでも申しましょうか、そんな感じです。

キャンプそのものは必要最低限の道具さえあれば、楽しめるレジャーです。

始める前から考えすぎず、まずは第一歩を踏み出してみませんか?

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