【健康】人生初となる口腔内総点検

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歯医者さんと知り合いまして

先日卒業した団体とは別に、昨年からもう一つの某経済団体に所属しています。

そこで新たな人脈を形成しているのですが、同じ委員会ですごく良くしてくれる先輩が、歯医者さんです。

とても大好きな先輩なので、いつか仕事で絡みたいと思っていたところ、本業の方でインタビューの依頼をしたところ快諾をいただき、じっくりの口の中の健康について話を伺うことができました。

そのインタビューの最後に、気になっていたことを相談しました。

「昨年の5月に詰め物が取れて、放ったらかしなんです。叱ってくれて良いので診てもらえませんか。」

「叱りはしないから、ウチで良ければおいでよ」

ということで、久方ぶりに歯医者に行くことになりました。

歯医者の記憶

幼少の頃は、祖母と母と弟とみんないっしょに、この人と決めたアットホームな歯医者に通っていました。

歯の生え変わり、虫歯の治療、ラグビーでちょっと歯がかけた時もお世話になりました。

大学入学を機に北海道に渡ったところで、私の歯医者通いは一旦途切れます。

社会人3年目あたり、歯ぐきの猛烈な痛みに襲われたことがありましたが、そんなときでさえ「寒さのせい」と自分に言い聞かせて、歯医者には行きませんでした。

その後仙台に戻って、何度か馴染みの歯医者さんに行きましたが、年齢などを理由に閉院。

2018年ころ、歯の詰め物が取れて、しかたなく当時住んでいた場所の近所の歯医者に行き、治療を行うも、私としてはドライな対応だったり決して印象が良くなかったので、最低限の治療でフェードアウトして2022年を迎えています。

そんな私のお口が健康なわけがないことは、薄々気づいていました。

ダメ出しの嵐

まず取れちゃった詰め物の跡地に、食べ物が詰まりまくるので、とにかくここを何とかしてほしい、というのが最初の愁訴だったのですが、せっかく仲良しの先輩のところに通うのなら、徹底的に口腔内の健康を手に入れるために頼ってしまおうと思い、「とことんやってください」と依頼。

そして始まりました。まずはよくある歯科検診のメニューに従い虫歯のチェック。

そして歯周病の進行具合を測るための検査。

ここまでは予想通りだし、やったことがあるものだったので驚きはありません。

ここからが初体験でした。まずは口の中のレントゲン撮影。

次に口腔内の写真撮影。口を開いておくための器具を加え、時には鏡を加えさせられながら、あらゆる角度から口の中の写真をパシャパシャと撮影されます。

最後に先輩(=院長)が最終チェックし、最初の検診は終了となりました。

そして詰め物跡地を、本格的な修復は後回しにして、一旦簡易的に埋めてくれて初日が終了となりました。

その後レントゲン写真やカメラで撮影した自分の口が映し出されたモニターを前に座らされ、衝撃の事実を聞かされます。

「虫歯20本オーバー。ほぼ全体的に歯周病が進行している。前歯がもしかしたら神経が死んでいるかもしれないので、追加検査が必要。今まで誰にも言われなかったのかもしれないけど、親知らずがしっかりあって、そのうち右下奥のやつは横向きに生えているから絶対抜くべき。なお、45歳ともなると骨が固く、ウチの設備ではできないから大きいところに入院して抜くことになるから覚悟しておいて。せっかくだから今度口内細菌を顕微鏡で見てみることにしよう。ブラッシングの指導もあるから次は歯ブラシ持参ね。本格的な治療計画は次に来たときに説明するんで今日はこんな感じかな!」

と、丁寧かつ冷静に淡々と事実を延べてくれる先輩。その一方で、私が目を背けてきた結果としての現実がグサグサと心をえぐります。

「長い付き合いになりそうだね。腰据えてがんばりましょう」

「は、はい」

こうして私の歯医者通いが始まりました。



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自分を大切にすることの実践

私は若い頃、かなり自分を蔑ろにしたタイプだと思います。

いわゆるステレオタイプな日本人としての遠慮深さとか謙譲語的な一歩下がり方、みたいなのに加えて、個人の特性としても自分はさておき仲の良い人のために、というのが先に立つタイプだったと思います。人によってはそれを自己犠牲とか言うのかもしれませんが、そこまで大それた感じじゃないと自分では思っています。

それが良いか悪いか、という話ではありません。

しかし、行き過ぎるとこのように自分の健康を数年後、数十年後に損ないかねないな、ということです。

私の場合は今回、自分自身の口腔内で一つのケーススタディを示してしまいました。

45歳を超え、子育て、離婚、起業など様々な経験をした上で、今は自分をちゃんと磨こう、自分を大切にしよう、というマインドにあります。

今回、口腔内の健康を取り戻そうって決意できたのも、良いタイミングで歯科医と知り合うという幸運があったればこそ。これは乗っかるっきゃない、と飛び込んだわけです。

ただ、何ヶ月かかるかわからない旅の始まりに、今はまだ不安と期待が半々です。

いや、不安のほうがでかいかも。いくらかかるんだろうなぁ。

加齢に逆らうかのように、口腔内の健康を取り戻したいです。



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