【キャンプ】奥会津で復活篇

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キャンプする人になりたくて

2019年のことでした。

離婚を機に自分のための時間が持てるようになったこともあり、実は幼少の頃からやりたくてもあまり深入りしてこなかったキャンプに手を出そうかと思い至りました。

金があるわけでもないので、いわゆる「無骨系」志向です。

2019年のゴールデンウィークに友人(現・パートナー)と奥会津へ行ったので、そのレビューをしてみようかと思います。

「奥会津 昭和の森キャンプ場」でキャンプ再デビュー

向かったのは「奥会津 昭和の森キャンプ場」という林間キャンプ場です。

貧乏旅行でしたので、国道を南下し、福島市内から内陸へ進み、只見川を横目に見ながら目的地へ。

仙台からは寄り道も含めて4〜5時間。受付時間ギリギリの到着になっていましたが、受付のお兄さんに優しく迎え入れられました。

暗くなる前に設営です。

この時は、子どもの保育園時代を含め、誰かベテランさんが手伝ってくれたキャンプから4〜5年振り、自分主体のキャンプは実に15年振りくらい。大したノウハウも持っていないことは付記しておきます。

装備は独身時代に買ってあったちっちゃいツーリングドームと、この日のために身銭を切ったささやかなキャンプギアたち。

ホームセンターで手に入るようなバーベキューコンロで炭を起こし、アマゾンで買ったSOTOの小さい焚き火台で火遊び。肉を焼き、湯を沸かしなど慣れないので手こずるのですが、それがかえって楽しくてたまりません。

貧弱なのは寝具もそうです。

ホームセンターで買った銀マットを2枚重ねで敷き、化繊の中華シュラフがこの日の寝床となります。

装備は貧相でも、まずは「キャンプをやったぞ」という手応えがうれしく、楽しくて、この体験がなければ今もキャンプを続けていないでしょうし、担当している冊子でキャンプの連載などしていなかったでしょう(2022年4月現在)。


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山の天気は変わりやすいのは、真実でした

夕方に奥会津に到着した時点で、確か気温は25℃くらい。小春日和を通り越し、汗ばむくらいの気温でした。

受付のために立ち寄った管理棟には、カメムシがたくさんいました。すっかり暖かくなって、カメムシは大変活発で、自動販売機の中に侵入し故障させてしまうというワイルドさを発揮していました。

設営で動き回り、火をおこしと、慣れないことに必死に動き回っていたからか、就寝時間まで薄手のシャツで十分に過ごせました。

この時点で私は「今日は暖かい」と認識しています。

真っ暗な中をトイレまで歩く際には、文字通り満点の星空を見ることができました。

天気が良い証拠です。そう、天気が良かったのです。

前述の中華シュラフに身を包み就寝しましたが、奥会津の5月は甘くありませんでした。

ここから急激に気温が低下したのです。寒くて眠れません。

天気が良い=放射冷却で気温が大幅に下がる、という法則を忘れていました。

つま先が冷え、肩や首周りが冷え、眠りたくても眠れません。

もういいや、と諦めたのが4時半。

相方を起こさないように起床して、火を起こしました。その時点でスマホを見ると、お天気アプリが示す気温は1℃でした。おそらく一番寒い時間は氷点下だったと思われます。

それでも、寒い寒いと眠い目をこすりつつ木々の間から差し込む朝日が大変きれいでした。

相方も、あまりにもひどい経験で2度とキャンプをしない、というジャッジもあり得たのですが、リベンジに燃えだしたので、今に至っています。

温泉至近、自然満喫、コスパ良好

奥会津は、車じゃないとかなりアクセス厳しいかも知れませんが、それだけに山の奥地ならではの大自然を身近に感じられるキャンプ場でした。

また、近くには温泉もあり、仙台からの距離的にも少し遠出したなーっていう旅気分が十分味わえます。

ただし、近隣に商業施設はありませんので、買い物は抜けの無いように事前に済ませておくことをお勧めします。

特筆すべきはコスパです。フリーサイト料金1,200円に電源代500円のみでキャンプができてしまいました。

携帯電話の電波は弱いのですが、無料Wi-Fiが飛んでいますので、用途さえ気をつければかなり便利です。

改善はキャンプの楽しみの一つでは

このキャンプの帰り道は、相方と車中で反省会を行いました。

リストアップすると以下の通り。

  • 良かったこと
    • キャンプデビュー、再デビューをそれぞれ果たした事実
    • 貧相なギアでも楽しめることを知った
    • 足りない装備を明確にできた
    • 無骨系でも問題なく楽しい
  • 改善したいこと
    • 撤収日の朝に火をおこす時は、撤収時間を見定めて薪や炭を燃やしきりたい
    • 現地の気温、気候など事前にチェック
    • 寝具にもっと気を使う
    • 食材は余る
    • 寒いと酒が余る

このキャンプからもうすぐ丸4年ですが、この時の反省会が今も生きていることを実感しています。

キャンプは、見聞きして、事前に情報やノウハウを仕入れることも大事ですが、実践して自ら反省点・改善点を導き、回を重ねるごとに徐々にリファインさせる、という楽しみ方があることを知れたことが、もしかしたら最大の収穫だったかも知れません。

ちょっと惜しいけどちょうどいい「奥会津昭和の森キャンプ場」

朝晩の気温差、カメムシの大量発生など、衝撃的なことはありましたが、景色や設備、料金など総合的に見て奥会津昭和の森キャンプ場はかなり良い部類のキャンプ場でした。

奥会津昭和の森キャンプ場、ぜひご自身でも体験してみてはいかがでしょうか。

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