ブログ再考
今さらブログ?と自分の中にもあるのですが、あることをきっかけに、ブログにしっかり取り組むことで見えることもありそうだな、と思い始めた今日このごろなのです。
たまたまタイミングが3月でしたので、心情を書いてみました。
お読みください。
あの日
2011年3月11日14時46分。
僕は、仙台市内のシェアオフィスに入居する映像クリエイターさんのところで、動画の編集について打ち合わせをしていました。
築年数が40年を迎えようかというビルは、地盤のゆるさも手伝い揺れに揺れたものです。
大げさでなく命からがらビルから退避し、停電で真っ暗になった地下駐車場から、余震の間隙を縫って車を脱出させて会社に戻りました。
停電の影響で、国道4号線以外の信号機は役に立たず、普段は20分程度の道のりに2時間近くかかる始末。
家族と合流して向かった避難所は、すでに多く人で溢れかえり、幼子を抱えた僕たちが安心できるのは車中だけだと決断して、その夜は駐車場で明かすことにしました。
流れ流れて
このように、あの日影響のあった地域にいた人は、程度の差は様々ですが誰であれドラマの主役になり、命の危機を肌に感じ、有限の命を突如として理解したのではないでしょうか?
少なくとも僕はそうでした。
それから、限りある生命をどう使おうか考え、好きなことをして生きよう、自分が夢中になれることをして生きよう、子どもたちに幸せでいてもらおう、などと決意して、再出発を期したものです。
しかし現実には、時々グワーッと自分の中で盛り上がり、どうしたら実現できるかワクワクする時期があった一方で、徐々にその決意は薄れ、平凡な幸せに慣れ、変化に対するパワーに臆してしまう自分もいました。
何度か作ったブログも放置気味で、幾度目かの休眠を貪っていました。
心機一転ってやつです
転機は4年前。
それは某経済団体に加入させてもらい、同世代の経営者の人たちと親しく慣れたことと、離婚でした。
細かくはいずれ書くことにしますが、とにかく大きくガラッと変わってしまいました。
内なる変化も、外側の変化も、好むと好まざるにかかわらず、どちらも変化したのです。
そんな中で私は昨年、現在の職場に籍を置いたまま、個人事業主として起業しました。
いわゆる副業です
先輩から「こっそりやるな、筋を通せ」と助言をもらったので、しっかり会社の許可をもらっての副業です。
そして開業から1年が経過し、ご縁もあっていろいろな経験をさせてもらいました。
まだまだ小さな事業体ですが、これからもっといろいろな人のお役に立てる存在になり、お世話になった人、団体に恩返しができるくらいのスケール感には育てていきたいです。
そして震災から11年の今日。個人事業の2年目は発信していくことに力を入れようと考えましたので、ブログを再起することにしました。
思いつきで始めたので、デフォルト設定のままですが、見た目などはあとでゆっくり整えることにして、まずは意思表明の記事を出しておきます。(←執筆時点よりはまともになりました)
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